小説 まもって守護月天! オリジナル
三つの光を見つければ
「太助ぇぇ、疲れたよぉぉ。」
「えぇ!まだ一時間しか歩いてないぞ!」
「だって疲れたもーん!それもこれも全部おまえが宝捜しにいくってゆったからだぞぉ」
ここは、中国の奥深くの「霊山」と言う山である。ここに、太助たちが来たのはある出来事が起こったからである…………………………………………………
ピーンポーン
「はぁーい。どちら様…………………!」
太助が玄関のドアを開くとそこにはさゆりと+αの太郎助がいた……………
「太助!久しぶりね!」
「太助ぇ!しばらく見ないうちに男らしくなったな!!はっはっはっは!」
「いったい今度はなに?」
「まぁ、長い話になりそうだからリビングでじっくり教えてあげるわ!」
そしてリビングでその長――い話が始まった。
「実はなぁ、太助、この前骨董屋で地図手に入れたんだが………驚いたことにその地図白紙だったんだ………」
「はぁ!白紙ぃぃ!なんでそんなもん買ってきたんだよ!」
太郎助が例の地図を出すとそのちずはまぎれもなく白紙だった。
「でもね太助、よく聞いてね。その地図は骨董屋さんの話によるとぉ、この地図は中国に伝わる精霊にしか見えないらしいのよ………………………」
「もしかしてその精霊って…………」
「そう!ここに居る守護月天、慶幸日天、万難地天なのよ!」
「えっと……じゃあおれシャオ達呼んでくる」
太助は急いでシャオ、ルーアン、キリュウ呼びに言った
「シャオ?何か見えるか?」
「はい……………でもこの地図私には上の方しか見えません」
シャオはどうやらちょうど三分の一しか見えないようだ。
「ルーアンも何か見えるか?」
「ええ……………けど私にはシャオリンに見えたところは見えないわ。」
ルーアンも三分の一しか見えないようだ。
「ってことはキリュウも?」
「うむ……………シャオ殿やルーアン殿に見えたところは見えないようだ」
「じゃあ三人別々の場所がみえるってことか?」
「ならば三人の見えたところを書いてもらえばいいんじゃないか?」
、ということで三人に地図を書いてもらったところ中国の奥地にある「霊山」というところだった。
そして…………………………………………………………………
「太助様。那奈さん、疲れていますからそろそろお昼ご飯にしましょう」
「ん?シャオがそう言うんなら………………。よかったな那奈姉ぇ」
「マジ!やったぁぁ」
那奈はすぐに弁当に飛びついた。
「パクパク。うーんやっぱりシャオの弁当はおいしいなぁ。なぁ太助!」
「うん?あぁそうだな」
「でも那奈さん?そんなに食べると体に毒ですよ」
「そうですわ!お姉様は将来大切なお体なんですから!」
「とかいいながら一番食ってるのはルーアンじゃないか!」
那奈とルーアンの弁当争いは激しかった。
「いやぁ。家族全員でピクニックかぁ。懐かしいなぁさゆり」
「そうですね、最後にピクニックに行ったのは太助が三才のときですものね」
さゆりと太郎助は昔話にこっていた。しかし、その中で太助は何か悩んでいた……………
「太助様?どうしたんですか?元気がないようですけど…………………………」
「え?あぁ大丈夫だよ」
「主殿、気になるのだろう?この地図のことが」
「まぁな。シャオ達しか見えないってことはシャオたちに関係があるってことだろ?」
「うむ、そうかも知れぬ………」
あっという間に昼食が終わってしまった。そのとき!
「う、まぶしい!」
太助達の周りにまばゆい光が発した……
「みんな大丈夫か!」
「まぁ、なんとか、な。」
「あれ?シャオ達は?」
なんと光が消えた後にはシャオ、ルーアン、キリュウの姿がなかった……
「いったい何処へ……………」
そこには支天輪、黒天筒、短天扇が落ちていた………………………
「太助………なぁ!考えてもしょうがないから地図通りに行ってみようぜ」
そして、太助達は霊山の奥へ進んだ。
「太助ぇそう言えばさぁお前、何か通信出来るもの持ってないのか?」
「え?あ、そう言えば」
太助はふとポッケの中を調べた。
「あ、ルーアンのコンパクトがあった!」
「それだ!」
「……ねぇ?太郎助さん?なんだか太助、すごく男らしくなっていません?」
「男というものは好きな人のためなら強くなるもんだ!」
「そーなんですか?ふーん」
太郎助達が喋っている中、太助と那奈はコンパクトで通信中だった。
「おい!ルーアン!」
「…………………たー様?……………」
「ルーアン、シャオとキリュウは?」
「すぐとなりにいるわよ。」
「……太助………様…」
「シャオ!大丈夫か」
「はい、でも、ここは………どこなのか………」
「主殿、そちらの状況は?」
「あぁ、みんな無事だよ」
、とそのとき!
シャオ達の後ろに帽子をかぶった一人の少年が立っていた。
「きみが三精霊の主だね。これから君が本当に三精霊の主にふさわしいかためさせてもらうよ見事この「霊山」の山頂にたどり着いたなら君を本当の主と認めようそれからこの山は君だけ君だけにしか登れないようにしてある」
その言葉を残して少年は消え、同時にコンパクトとの通信も切れた。
「シャオ?シャオ!」
「太助……………………行って来い!私達はここで待ってるから」
「わかった。すぐに戻って来る」
そういって太助は奥深くへ進んでいった。そうして山頂にたどり着いてみるとそこには神殿らしきものがあった。そして、またあの少年の声が聞こえてきた。
「どうやら無事にたどり着いたみたいだね」
「おい!シャオ達を返してもらおう」
「ここまでは何も仕掛けてないだろう?ここからが本当の試練さ!」
そう言い残してまた消えていった。
そのころシャオ達は………………
「あなたは一体誰なんですか?」
「そうよ!たー様に何かあったらぶっ飛ばすわよ!」
「ま、何もできない君達は黙って彼がこれからどうなるか見てるんだね。彼女みたいに」
「……………」
「ちょっとキリュウあんた、何か抵抗しなさいよ!」
「ルーアン殿、私達はアイテムを持っていないのだからどうしようもない。しかも、あいつは実体ではない攻撃しても無駄だ……」
「その通り!君達はどうすることもできないんだよ」
そして、神殿の中に入っていった太助は………………………………
カチッ
「へ?」
太助はスイッチを踏んでしまった。
ゴロゴロゴロゴロっと岩が転がってきた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
太助は思いっきり走ったが岩との距離はどんどん縮んでつぶされそうになったその時!
ズバッ
岩は粉々になった。
「大丈夫か?」
「え?あっぁぁ。ありがとう君は?」
「僕は香蘭。君は?」
「太助。七梨太助だ」
「何でこんなところに?」
「あぁ、実は………………………」
「ふーんそう言うことかぁよし僕が最下層まで連れてってあげるよ!」
、と言うわけで太助は香蘭と組んで地下の最下層まであっという間にたどり着いた。
「なんか罠なんて一つもなかったような?」
「当たり前だよ!罠のないところを歩いていたんだから」
「ホントかなぁ?」
「試してみる?」
「い、いやいいよ別に」
太助と香蘭は最下層の奥へ奥へと進んでいった。
「太助、そろそろだよ…………!下がって!」
香蘭と太助はいつのまにかモンスターに囲まれていた。
「こ、香蘭こいつらは…………」
香蘭は剣をかざし呪文を唱えた。
「精霊の名の元に!我剣に集い力を示せ。精集霊斬!」
ズバッ ギャァ
剣一振りでモンスターたちを倒した。
「すごいなぁ、香蘭はぁ」
「全然すごくなんてないよ。精霊の力を借りているんだから…………」
パチパチパチ
どこかから拍手が聞こえてきた。
「どうやらやっとたどり着いたようだね」
「お前は!シャオ達は何処だ!」
「やはりあの精霊達が大事か?いつか別れが来るのを知っていて何故こだわる?」
「そんなのわかってる!でも、それをどうにかするのが主としての役目だろ!」
「ほう。お主は面白いことを言うな。ならばその志を見せてみろ!それから観客を用意しよう」
太助の後ろにシャオ達がいた。だがシャオ達の声はおろかこちらからも何も聞こえないらしい。
「太助様!」
「シャオリン無理よ。たー様には聞こえないわ」
「そうだ。シャオ殿ここは主殿を信じよう」
「ねぇキリュウ?あのこ誰かしら?あっちのガキによく似てるけど……」
「そんなに精霊が大事なら僕を倒してみろ!」
謎の少年の手から光の矢を放った。
「危ない!」
ザクッ
「うっ」
ドサッ
「香蘭!」
「うぅぅ」
「おい大丈夫か香蘭しっかりしろ!」
「太助。僕はもうだめみたいだ。ひとつだけ伝えておくよ。あいつも僕だ」
「え?あいつも香蘭!?」
「あぁ。あいつは僕の悪い心から生まれた奴なんだ。た、太助……ひとつだけお願いがある。僕の剣を…………………」
太助は剣をとりに行った。
「そうはさせるか!」
もう一人の香蘭がまた光の矢を放った。
「うわぁぁ………………え?」
なんと香蘭がもう一人の香蘭押さえつけていた。
「ええい!放せ死にぞこないが!」
「太助!早く剣を!」
「あぁ!」
太助は剣を手に取った。
「太助!その剣をこいつと一緒に突き刺すんだ!」
「でも、香蘭お前が!」
「僕は大丈夫だ!死にはしない精霊なんだから!」
「え?」
「は………やく……」
「くそぅ!!!!」
ビュン ズバッ
太助は剣を二人の香蘭に突き刺した。
「おのれぇぇ、くらえ!」
もう一人の香蘭がまた光の矢を作り出した!
「太助様!」
「たー様!」
「主殿!」
光の矢が放たれる瞬間、太助のポケットに入っていた支天輪、黒天筒、短天扇が光った。
そして、太助の周りに光の壁ができて光の矢を吸収し倍にして跳ね返した。
「そんな、馬鹿なぁ!!!」
その瞬間、香蘭ともう一人の香蘭が合体した!
「太助。大丈夫か。ありがとう君のおかげで僕は元の僕に戻ったよ」
「香蘭」
「君の精霊達は最高の精霊だね。君を助けたい一心で三人のアイテムが共鳴して光の壁を作り出したんだ」
「太助様!」
「シャオ!」
「太助様。よかった」
シャオは喜びのあまり涙を流した。
「アーンたー様ぁ!ルーアンも抱きしめてぇ」
「やはり……な。あなたが精霊王だったのか」
「えぇ。太助のおかげで助かったよ。君達の主は最高の主だよ」
「香蘭。君のおかげでシャオ達も助けられた。ありがとう」
「こちらこそ。そうだ!君にこの剣をあげるよ!この剣は僕が宿っているからいつでも呼んで名前は清秋剣だよ。君達の家族も待っているよ、それじゃあさよなら太助」
「またな、香蘭」
ジリリリリリリリリィッ
「うん?夢か」
「太助様ぁご飯の用意ができましたよぉ!」
ほんの少しの夢の時間果たしてほんとに夢なのか!太助の机の横には清秋剣が!………
完
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