前書き
最初に言っておきますが、これはパラレルワールドです。
だから「原作とちがーう!」なんて文句は言わないでください。
まもって守護月天 超外伝
炎の章
それはある日のこと・・・・
「たー様ぁん。手紙がきてるわよん」
「誰から?」
「んっとねー。なになに・・・『本日わたしは近所に引っ越してまいりました』・・・・」
「なんだ。引っ越しの挨拶か・・・」
そう言って太助はコーヒーを口に含んだ。
「・・・『そういうことなので、いつでも私の家に遊びに来て下さい。七梨大二郎』・・・」
ブゥッ!!
太助は思いっきりコーヒーを吹いた。
「汚いわよたー様!」
「ごめんルーアン・・・それより今名前なんて・・・」
「七梨大二郎・・・そういえば名字が同じね。知り合い?」
「親父の弟・・・つまり俺の叔父さんだ・・・」
「ええええええええ!!」
「まあ、それなら一度お伺いしたほうが・・・」
「いや、行かないぞ!俺は!」
「どうしてですか?せっかく親戚の方が近くに引っ越して来たんですよ。会いに行きましょう」
「うう・・・」
ピンポーン
「はいはいどちらさんですか?」
「よぉ・・・」
「おお!太助か!久しぶりだな我が甥よ!」
「そしてあたしが妻のルーアンでーす!」
「やめろルーアン!!」
「はっはっはっ、こりゃまた大人数だな」
太助、シャオ、ルーアン、翔子、出雲、たかし、乎一郎、花織は太助の叔父の家へとやってきた。
シャオがみんなを誘ったのである。
「キリュウさんは来ないんですね」
「ああ、家で新しい試練を考えるんだって・・・」
叔父の部屋は一見普通だが、あちこちに変なものが飾られている。
「なんだこれ?」
「あっそれにさわっちゃいかん!」
バキッ!!
「ぐはっ!」
「それは近づく者にパンチを浴びせる『カウンター君』だ」
「きゃああ!!野村先輩!!」
あわれたかしはカウンターパンチで床に倒れ伏した。
「これは何かしら?」
「あぁっ!それは!!」
「うっ!?うはっ、あははははは!!」
「それは『くすぐり君』だ。近づくとくすぐられる」
「ル、ルーアン先生!」
説明はいいから早くルーアンを助けてやれ。
「二人とも格好悪いですねぇ」
「だぁー!そこにすわっちゃ・・・」
「えっ!?ちょっとなんですかこれは!?」
「それは座った者の顔に化粧する『化粧君』だが・・・失敗作なんだ・・・」
「ぐわー!!私の顔がー!!」
出雲の顔は口紅やアイシャドーなどが塗りたくられ、ひどい顔になっていた。
「七梨・・・お前の叔父さんって・・・」
「発明マニアなんだ・・・」
「お前の一族まともなのいないのか・・・」
「楽しそうな方ですね、太助様」
「シャオ・・・」
やはりシャオはぽけぽけであった・・・
そのころ・・・町では異変が起こっていた。赤い巨人の怪物が町を歩いているのだ!
「ふっ・・・こんな町つぶすくらいあたしにはわけないわね」
どこからか女の子の声がしたかと思うと、巨人は近くの建物を壊し始めた!
「いやーすまんすまん。甥の友達をえらい目にあわせてしまった」
「ったく・・・だから来たくなかったんだ・・・」
ズズゥーン ズズゥーン
「なんだ?この音は・・・」
「なんか地面が揺れてるみたいですけど・・・」
気になって外に出てみるとそこには驚くべきものがあった。
「な、なんだありゃぁっ!!」
そこに見たのは3mぐらいはある謎の赤い巨人!しかも町のあちこちを破壊している!
「ち、ちょっとやばいんじゃ・・・」
その時巨人が太助達の方に向かってきた!
「わあああああ!!こっちに来るぅぅぅ!!」
「太助様!!」
「たー様!!」
シャオとルーアンが太助をかばうようにたちはだかった。すると巨人は目の前で止まり・・・
そして次の瞬間、巨人の頭部が開き、中から人間サイズの女の子が出てきた。
「ちょっとあんた達!!何してんのよ!邪魔よ!!」
「な、何してんのはそっちの方だろ?そんな巨人でなにしてんだよ!」
「見りゃわかるでしょ。町を破壊してんのよ」
「なっ、なんでそんなことを・・・」
「うるさいわね、どきなさい!でないと踏みつぶすわよ!」
「そうはさせません!」
シャオが支天輪を掲げた。
「何よ。やる気?それならこのフレア様の力思い知らせてやるわ・・・いくわよ、フレアゴーレム!!」
そう言うと少女―フレアは再び巨人の頭の中に入った。
「来ますよルーアンさん!」
「わかってるわよ!!」
フレアゴーレムと呼ばれた赤い巨人の怪物が動き始めた!
「ファイヤーブレス!」
ゴーレムの口が開き、中から炎が吹き出した!
「きゃあっ!」
「うわっ!」
なんとかよける二人。しかしゴーレムなおも炎をはき続ける!それを必死でよけ続ける二人!
「ほーっほっほっ!!どうしたのぉ!?よけてちゃなんにもなんないわよぉ。ファイヤーブレス!!」
ボウッ!!
「熱ッ!!」
シャオは一瞬逃げ遅れ、軽い火傷を負ってしまった。
「シャオ!!」
「太助様!近づいては危険です!」
少し離れた場所にいる太助(一応他のメンバーもいる)に声をあげるシャオ。
「えーい!陽天心召来!」
ルーアンはそこらへんのものに陽天心をかけてゴーレムを攻撃した!が、バキィッ!!
ゴーレムのパンチ一発で木っ端みじんにされてしまった。
「こんなもんじゃあたしのゴーレムは倒せないわよ!」
「うっ・・来々車騎!」
ドカァァァン!!
車騎の砲撃がゴーレムにお見舞いされた!が
「ふっ・・・それで?」
「効いてない?」
車騎の砲撃をまともにくらったにも関わらず、ゴーレムはピンピンしている。
「たいしたことなさそうね・・・これじゃおもしろくないから・・・さっさとやっつけちゃいましょ」
「ちょっと・・・やばいぞ!!」
「くっ・・・シャオ・・・!!」
たが自分達が出てもなんにもならない。むしろ足手まといだろう。しかしこのままでは・・・
その時、
「私に任せろ!」
「叔父さん!それは・・・」
「やつはどうやら火を主に使うようだな。ならばこれ!『扇風機DX君』だ!」
・・・・・・一瞬全員の動きが止まった。
「そんな物でどうすんだよ!」
「まぁ見てなさい」
「あ・・・うぅ・・・」
「ほっほっほっ、他愛もないわねぇ」
シャオとルーアンはゴーレムの両手に捕まっていた。
「うぅぅぅ・・・」
「太助様・・・」
と、そこへ
「そこまでだ!ばけもの!」
突然大二郎がゴーレムの前に出た。
「何よオッサン。潰されたいの?」
「これでもくらえ!」
大二郎は扇風機のスイッチを入れた!すると・・・
「なっ!?これは・・・寒いぃぃぃぃぃ!!」
「ふっ・・・この扇風機はな・・・体が氷点下まで下がるという夏にはピッタリの代物だ!」
「叔父さん・・・そんなもの使えないって・・・」
しかし実際この攻撃はゴーレムに効いている!やはり火を使うゴーレム。寒さに弱かったのだ。
「ぐ・・・ぐぁぁぁぁぁ・・・・」
力を失ったゴーレムの手からシャオとルーアンが脱出した。
「シャオ!今なら星神が効くんじゃないか!?」
「やってみます!」
再び車騎で攻撃するシャオ!
ドゴォォォォン!!
「ぐあっ!?」
ゴーレムの体に大きな穴が空いた!
「よし効いてるわ!陽天心召来!」
ルーアンの陽天心がゴーレムに突進する!
「ちょ、ちょっと・・・」
ドッカァァァァァン!!
ゴーレムは木っ端みじんに吹っ飛んだ。中に入っていたフレアは・・・
「あーーーーれーーーーー・・・・・」
キランッ
お空高くへ飛んでいった・・・
「やったぁ!!」
しかしその時フレアの声が聞こえてきた!
「ちーくしょー!!覚えてなさいよ!!あたし達『四天王』を敵にまわして、ただじゃすまないからねぇ・・・・・」
「四天王・・・?あんなのがあと3人もいるってのか?」
太助達に一抹の不安がよぎった・・・
その頃太助宅に一人残っているキリュウ・・・・
「よし!次の試練はこれでいこう」
その時!
「・・・お前が万難地天キリュウか・・・・」
「!何者だ!!」
「その力・・・我がもとで使え!!」
「ぐ・・・ぐああああああ・・・・」
「ただいまー。まったくなんだったんだ。あのばけものはよぉ・・・・あれキリュウ?」
家のどこにもキリュウの姿がない。
「おかしいな・・・」
「太助様!これ・・・」
「ん?」
シャオが持ってきたのは短天扇だった。
「居間の方に落ちてたんです・・・」
「落ちてた?」
「まさか・・・キリュウさんの身に何か・・・」
次回「天空の章」
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