まもって守護月天 超外伝

天空の章

ここは異空間「カオスエリア」・・・・

「フレア、それであなたやられてのこのこと帰ってきたわけ?」
「うるさいわね!ちょっと油断しただけよ!」
「フレアちゃんかっこ悪ーい」
「あんたね・・・(怒)」
「とにかくまずいでしょ、このままでは」
「じゃあ今度はあたしが行くー」
「こんな小娘が?」
「ふーんだ!フレアちゃんみたいにはいかないもーんだ!」
「むかつくわねこいつ・・・(怒)」

「キリュウの奴・・・どこ行っちまったんだ・・・」
七梨家には三人の精霊がいる。
守護月天シャオリン
慶幸日天ルーアン
万難地天キリュウ
そのうちの一人、キリュウがこの前のフレアゴーレムの事件以来、姿を消している。
「短天扇に戻ったわけでもなし・・・本当にどうしちまったんだろう・・・」
プルルルルル
「ん?電話だ」
ガチャ
「はい七梨です・・・って叔父さん!?」
『おう太助か?実は大事な話がある。家に来てくれないか?』
「わかった、すぐ行くよ」(またなんか発明か?)

太助はシャオとルーアンも連れて大二郎宅へと向かった。
「一体何の話なんでしょうか」
「あのオッサンのことだからあまり期待しない方がいいと思うわよ」
ピンポーン
「こんにちはー・・・って」
「遅いぞ七梨ぃー」
「なんで山野辺が・・・」
「あたしだけじゃない。他の連中も来てるぜ」
「キリュウさんは・・・」
「ああ・・・キリュウは来てない・・・」
「そうですか・・・」
「大丈夫、見つかるよ。それより中に入れよ。オッサンが待ってるぜ」

「おお、みんな揃ったか」
「叔父さんか・・・みんなを呼んだのは・・・」
「大事な話だからな」
「なんだよ、その大事な話ってのは」
「ふふ・・・まずはこれを見てくれ」
シャッ!
カーテンをひいたそこには、
「な・・・なんじゃそりゃ・・・」
「名付けて!モンスター察知マシーンだ!」
「はぁ?」
「この前ゴーレムが攻めてきただろ?恐らくまた現れるだろうから、その対策にと思って作ったのだ!」
「全く・・・相変わらずそんなしょうもない発明ばっかり作りやがって・・・」

「何を言う!みんなの安全を思って作ったものだぞ!」
「馬鹿馬鹿しい・・・帰ろうぜシャオ、ルーアン」
「待て!まだ話は終わってない!実はさっきマシーンに反応があったのだ!」
「え?」
その時!

ドカァァァァン!

「な、なんだぁ!?」
「外の方だぞ!」
「待て!モニターに映すぞ!」
大二郎はマシーンのモニターにスイッチを入れた。
「これは・・・ゴーレム!?」
「でもこの前の赤いやつじゃないな・・・」
「なんにせよまずいじゃないか?」
新たに現れたゴーレムは町を破壊しまくっている。
「太助様・・・私がいきます!」
「ちょ、ちょっとやめとけって!この前ピンチになったの忘れたのか!?」
「でも私達でなきゃ・・・止められないと思います・・・」
「しかし・・・」
「あたしも行くわ、たー様」
「ルーアンまで!?」
「大丈夫よ、あたしとシャオリンにまかせなさいって」
「行きましょう!ルーアンさん!」
「オッケー!」
「待て!シャオ、ルーアン!」

「イエーイ!壊せ壊せぇ!」
町ではゴーレムの破壊がなおも続いていた。
「そこまでです!」
「んー?」
ゴーレムが振り向いたそこにはシャオとルーアンの姿が。
「誰よあんた達?」
「それはこっちの台詞よ!あんたが先に名乗りなさい!」
「うー、めんどくさいなぁ。ま、いいや。あたしはエア。四天王の一人だよん」

「四天王・・・ってことはあんたこの前のフレアって奴の仲間ね!」
「えっ!?てことはあんた達がフレアちゃん倒したの!?」
「そうよ、あたしは慶幸日天ルーアン。こっちは守護月天シャオリンよ」
「これ以上町は壊させません!」
シャオとルーアンがゴーレムと対峙する。
「ふーん、そういうことなら・・・勝負だ!いくよエアゴーレム!」
エアの一声と共にゴーレムが動き始めた!
ちなみにエアはフレア同様ゴーレムの頭部に入っている。

「ああ・・・始まった・・・」
太助の声が力無く響く。
「七梨・・・心配なのはお前だけじゃない。あたしだってシャオが心配だよ・・・」
「私だってシャオさんが気になりますよ!」
「うおおおお!シャオちゃぁぁぁぁん!」
「ルーアン先生・・・大丈夫かな・・・」
「七梨先輩・・・あたしも後輩として心配ですよ・・・」
「みんな・・・」
そうだ。みんなシャオやルーアンが気になるんだ。主の俺がこんなことでどうする!
「叔父さん!この前みたいになんかいい道具ないのか!?」
「今探してる最中だ!」

「車騎!」
ドカァァァン!!
「あいたっ!」
「ようし、当たったわ!」
エアゴーレムの体にはすでにいくつかの傷がついていた。
エアゴーレムは攻撃力、防御力共に、フレアゴーレムより低い。車騎でもそれなりにダメージが与えられる。
しかし・・・
「陽天心召来!」
「うわっと!」
なんとゴーレムはその巨体に似合わない軽々としたジャンプでかわした!
「へへーんだ!」
「うー、むかつくわね、あいつ!」
問題はスピードが速いことだった。シャオ達の攻撃がなかなか当たらない。
たまに当たることもあるが、決定打にはならない。
「こうなったら、来々天陰!」
スピードに長けた攻撃用星神!これならいけるか!?
「ようし来い!」
エアゴーレムは天陰を迎え撃つ体制に入った。
ドドドドド・・・
天陰はエアゴーレムに向かって突進する!
いよいよぶつかる!
「なーんてね」
その寸前でゴーレムは上空へ飛び上がり、天陰は勢いで向こうの壁に激突してしまった。
「あれは・・・」
「と・・・飛んでる!?」
なんとゴーレムは空中に浮かんでいた!
「へへ・・・あたしはホントは空中戦の方が得意なんだよね。いくよ!ハリケーン!!」
エアの声と共に突風が吹き荒れた!
「きゃあっ!!」
「いたーっ!!」
シャオとルーアンは風に吹き飛ばされ壁にぶつかってしまった。
「う・・・うごけない・・・」
「風が・・・強すぎる・・・」
強い風に押さえつけられた状態で、二人は動けない!

「やばいって叔父さん!早く!」
「ようし!これでいくぞ!スイッチオン!」

ゴロ・・・ゴロゴロゴロ・・・
「ん?・・・天気が悪くなってきたわね・・・」
ピシャァァァァン!!
「んなーーーっ!!」
ドォォォォン!
空中に浮かんでいたエアゴーレムは雷の直撃を受けて墜落した。と同時に強風もおさまった。
「ルーアンさん今のは・・・」
「まさか・・・あのオッサン・・・」

「叔父さん!?これは!?」
「もともとは人工的に雨を降らす発明だったんだが・・・何故か雷を落とす物になってしまった・・・」
「天才なのかアホなのか・・・」
「とにかくこれでいけるぞ!!」

ピシャァァァァン!!
「いたーいっ!!」
エアゴーレムは雷攻撃の前に為す術がなかった。もともとでかいゴーレムは雷に狙われやすい。
空中に逃げようものなら雷の餌食だ。
「ううー。空なら負けないのにぃー」
「陽天心召来!」
「げっ!」
弱った所をルーアンが攻撃を加える!
「痛い痛い!」
「よしいけるわ!シャオリンとどめさしちゃいなさい!!」
「天陰!」
さっきよけられて頭に来ている天陰はやる気十分だ。
再びエアゴーレムに向かって突進する!

ドカァァァァン!!
雷と陽天心で弱っていたエアゴーレムは天陰の攻撃をまともにくらい・・・吹っ飛んだ。
「うっそーーーーん・・・・・」
エアの情けない声が微かに聞こえていた。

「なんとか勝ったな・・・」
「でもこの調子だと・・・残り二人も出てきそうだな・・・」
「シャオ・・・ルーアン・・・」
この時太助の中にある決意があった。

次回「水の章」


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