まもって守護月天! クッキングバトル!!前編
「七梨先パーイ!!」
花織がまた昼休みに太助を追いかけていた。
「だから、アンタのなんかたー様が食べるわけないでしょ!!」
またまたルーアンも追いかけていた。
「もう!俺にはシャオの弁当があるからいいだろぉぉ!!」
太助はすごいスピードで屋上に逃げていった。
「はぁはぁ……もう追いかけてこないだろう………」
「大変そうだな。主殿……」
「キリュウ!!」
キリュウは屋上の屋根の上で一部始終見ていた。
「主殿。そろそろこいつを出してやったほうがいいんじゃないか?」
「へ?何のこと?」
太助は霊山でのことを全て忘れていた。
「まぁいい。受け取れ」
キリュウは太助に清秋剣を投げ渡した。
「これは?………」
「いいから開けてみろ」
太助が清秋剣を抜いたとき……
「う。まぶしい!」
太助の目の前にはあの時の香蘭がいた。
「久しぶりだな!太助!」
香蘭はあの時と変わらず元気だった。
「あっ!思い出した!香蘭!」
太助はやっとのことで思い出した。
「主殿なんで思い出せなかったのだ?」
キリュウは太助に質問した。
「さぁ?」
すると香蘭が……
「仕方がないよ。太助が僕と出会った記憶は僕が封印したんだから……」
香蘭は自分で記憶を消していたのだ。
「そうだったのかぁ」
太助はやっと理解した。
「主殿。今日は久しぶりに試練の続きでも………」
「い、いや。きょ、今日は香蘭がいるし……な?」
「仕方がない」
キリュウはすこしつまらなそうな顔をしていた。
そして、放課後………
「太助様。今日の夕飯のおかずは何がいいですか?あら?香蘭さん。お久しぶりですね!」
シャオは香蘭のことをしっかりと覚えていた。
「久しぶりだな、シャオ。元気そうじゃないか」
「はい!」
香蘭も覚えていた。
「それで、太助。おかずはどうするんだ?」
「えっ?あっあぁそうだな。今日は香蘭が来てくれたことだし香蘭に決めてもらおうかな?」
太助は香蘭に聞いた。
「そうだな。………中華ならなんでもいいぞ」
「わかりました!」
シャオは楽しそうに商店街に向かった。
「じゃあ俺達は家で香蘭の部屋もどうにかしなきゃな!」
太助と香蘭は家に向かった。
「太助!こいつはだれだぁぁぁ〜!!」
那奈は見ず知らずの人を家にいれた太助を投げ飛ばした。
「だ、大丈夫か太助?」
香蘭は心配そうに言った。
「で?あんたはだれだ」
「え?」
香蘭は少し困った。
「那奈姉。香蘭は精霊だよ!」
「な。………なんだとぉぉぉ〜!!!」
那奈は飛び上がった。
「ってことは…………これで四人目ってことかぁぁ〜!」
「まっ。そう言うことになる……」
太助は冷静に那奈を落ち着かせた。
「今度はどっから出てきたんだ?」
那奈はストレートに聞いた。
「実は………………」
太助は那奈にすべてを話した。
「はぁ。あのときの変な剣から出てきたのか」
ガチャッ
「ただいまぁ!」
シャオが帰ってきた。
「太助様、香蘭さん今日はいっぱい中華にしますからね!」
シャオは元気いっぱいにキッチンに向かった。
「あっ!シャオ!」
太助はシャオを呼び止めた。
「はい?」
「シャオ。悪いんだけど羽林軍で香蘭の部屋を作ってくれないか?」
太助は照れくさそうに言った。
「わかりました。………来々!!羽林軍!!」
支天輪から羽林軍が飛び出してきた。
「羽林軍。香蘭さんのために部屋をひとつ作ってちょうだい」
羽林軍はまかせておけ!と言わんばかりな顔をして仕事に取り掛かった。
今回はここまで。次回のクッキングバトル・後編をお楽しみに!!
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