遥かなる時を止める想い

前書き

本作は桜野みねね作守って守護月天の世界を基に私が独自に作った設定を加えたものです。また私は文章があまり得意ではないので所々適切ではない表現があると思いますがご了承ください。なお、サブタイトルと内容が違うと思うかもしれませんが気にしないでください。また、文量もエピソードごとに違いますがそれも気にしないでください。


プロローグ

ある初夏の土曜の日、太助は部屋でごろごろしていた。
買い物から帰ってきたシャオは偶然玄関のところで宅急便の人に会い、太助への荷物を預かりそれを持ってきた。
太助はその荷物を警戒した。
すでに3度も大変なことになっているからである。
とりあえず太助が差出人を確認すると、意外にもそれは那奈からであり、国内から出されたものであった。
それを見て太助は少し安心して荷を開けた。
すると中から出てきたのは一本の錫杖と手紙だった。
錫杖は柄のところは黒く、先のほうは三つに分かれていて輪が左右の穴に三つずつ付いていた。
そして目立つのは先端の真ん中の鋭いところの中央にはめ込まれた黒い玉である。
その玉はつやがなく、反射した光はボケていた。
長さは1m70cmと言ったところだろうかとても長かったが見掛けの割にとても軽かった。
太助は一度その錫上を打ち鳴らしてみた。
シャンシャンととても澄んだ音が響いた。
ひとまず錫杖を置き、手紙を見ることにした、そこにはこう書かれていた。
『よう太助元気でやってるか?
姉さんはどこにいようがおまえがシャオとよからぬ行為に出ないかと心配だよ。
ああそうそう今四国にいるんだけどここで世話になってるじいさんがとってもいい人でよう、もう一週間もいるんだよ。
そしてそのじいさんから何と支天何とかというものの類をもらったんだよ、名前は羅天杖とか言ってたっけかな、清き心の持ち主だけがその音を聞く事ができるって、あたしは鳴らせなかったけど。
それで効能は…』
うかつだった。
いつも親父がそういった物を送ってきたから那奈からの物にはうっかりしていたのだった。
 太助が錫杖の方を見るとさっきまで倒れていたはずだったが立ち上がっていて、黒い玉につやが出ていた。
そして錫上はひとりでに鳴り出し、それと共に玉から黒い煙が出てきた。
やがて煙は一箇所に集まり竜巻のようになり太くなっていき、ある程度太くなると煙が消えていき中から人が出てきた。


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